一度は消滅しかけたレコードが、また最近ブームになりつつあります。
私も、学生時代はレコードを聴いていましたが、その後CDに切り替わり、最近ではPCオーディオに移行しました。
しかし、ネットで色々な記事を読むにつれ、またレコードを聴いてみたい という感情が沸々と沸いてきました。
レコードを聴くにはプレーヤーがいる。しかしプレーヤーは大きくて置き場所がない、専用のオーディオラックが必要である、とのことで初めは市販品を探しました。
しかし市販品はどれも大きく、狭い部屋に置けない。
それなら自作しましょうとのことで、いつものストーリオさんに発注することにしました。
手始めに、エクセルで簡単な図面を設計することに。
しかし図面を描いていると、オーディオラックって、言ってみればただの箱なので、なんか面白みがない。
ふと部屋の中を見回すと、千円程で買ったカラーBOXでも、天板と側板の合わせがツライチではなく、微妙に段差がつけてある。
なるほどと思い、自分の設計でも、天板、側板、棚板の合わせに段差をつけてみました。
しかしこれが裏目に出て、組み立てで苦労することになりました。
今回、天板・底板と側板の接合は、ミゾサネ(ビスケットジョイント)という方法を取り入れました。
この接合は、横方向は全くずれがないのですが、縦方向には余裕があってずれても入ってしまうのです。
本来、天板・底板と、側板は垂直に隙間なく接着されなければならないのですが、どうも天板が微妙に反っているのか、どうしても隙間が開いてしまいます。
側板も、デザイン優先でツラ位置から3mm下げ、また角の面取りも行ったので、一体どこに側板を合わせれば良いかわからず、泣きそうになりながら、何とか妥協できる位置に木工ボンドで固定しました。
さて、今度は塗装です。
初めにサンドペーパーをかけ、オイルステンをウエスで塗り込みました。
オイルステンが乾いたところで、油性ラッカーで上塗りしました。
ラッカーを塗っていると、ちょっと刷毛が引っかかる感じが・・・
ちょっとラッカーが濃いかなと思い、うすめ液を入れて再度塗装。
今度は快調、と思っていたら、何と下塗りのオイルステンが剥げてもうた!
あーん、またやり直しだ(泣)
いつもながら、塗装は難しいですね。
数年ごとにしかやらないので、ノウハウが継承されない(笑)
悪戦苦闘して、何とか遠目にはイイ感じに仕上がりました。
経験から分ったことは、下塗りのオイルステンから均一に丁寧に塗らないと、 上塗りのラッカーにも影響してしまうということですね。
いろいろ苦労はありましたが、出来上がってみれば、ミリ単位でデザインにこだわった甲斐があり、非常に満足感の高いものになりました。
ちょっと見には、市販品に見えるのではないかと自負しております。
また数年後には、お世話になるかもしれません。
その時まで、塗装のノウハウを覚えていればいいのですけど。
愛知県 M.O様
■■■STORIOコメント
オーディオラックのDIY作品のご紹介です。
いつもストーリオのご利用、そして丁寧なコメントをありがとうございます!
ミリ単位でデザインにこだわられた、素敵なDIY作品です。
■■■材料情報(参考)■■■
-----------発送品内容----------------
ご注文番号:sd1014098
内容:オーディオラック
材質:パイン集成材 板厚:25、20mm
加工木材一式=¥16,094-
「アクセサリ」 品代小計 ¥1,104-
・オスダボ
・メスダボ(埋め込み加工込み)
お支払い総額 = ¥18,305ー(内消費税:¥1,355)
(品代:¥17,198+梱包送料:¥1,107)
--------------------------------
価格は製作当時のものになります。
あなたもオーディオラックの自作を楽しんでみませんか?