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図面の書き方

なにはなくとも、まず図面。設計手順と図面の書き方を説明します。
むずかしく考えず気軽にどうぞ。加工する形状がわかる部品図さえ送っていただければそれで良いのです。見てわかればマンガでも雑誌の切り抜きでも何でもOKです。

全体図を書く

全体図を書く
  • まずはマンガを書いて、寸法を入れてみましょう。

部品図を書く


図面用紙はこちらを使うと便利です。
部品図を書きます
  • 図面一枚に部品一種類を書いてください。
  • 大きい部品や複雑な部品は2枚以上になってもかまいませんが、部品が小さくても一枚の図面に2~3個まとめて書かないで下さい。
  • 木目方向などの指示がある場合は、忘れずに図面へ書き入れてください。
  • 自由曲線等は型紙を送ってください。

複雑な図面は、第三角法で書いて下さい

部品の右から見た絵は右に、上から見た絵は上にレイアウトする書き方です。
第三角法1
第三角法2

当サイトの図面用紙の説明

当サイトの図面用紙を使わない場合でも図面に1~7を記入してください。
当サイトの図面用紙の説明

1~7は必ず記入してください。(1~4は、最初の一枚のみでも可)
8~11についても出来るだけ記入してください。

  • あなたのお名前
  • あなたのFAX番号 例:0258-32-0300 (無い場合は無しと記入)
  • あなたのe-mailアドレス 例:saitanim@pat.hi-ho.ne.jp
  • この図面を作成した日付 例:99.11.01(11月1日)
  • 注文数 (例:2)
  • 「パーツ見積り・注文フォーム」で登録された木材NO.と同じNO.
    (例:2)
  • 何用の図面かを〇で囲んでください。 (例:このまま加工注文)
    • 「このまま加工注文」とは、「パーツ見積り・注文フォーム」で注文済みで、このまま加工する場合の図面。
    • 「加工内容等の確認依頼」とは、「パーツ見積り・注文フォーム」で送信済みであるが自分の見積もりや、加工内容に間違いがないか確認を受けたい場合の図面。
    • 「見積り依頼」とは、当サイトに見積もり依頼をされる場合の図面です。
  • どの種類の木材を使うかを記入。 例:パイン集成材
  • 縮尺
    たいていの図面は大きすぎて、そのままでは図面に収まらないので、縮小して書きます。半分に小さくするのを”1/2″と表記します。(この場合図面上の10mmは、実際の部品の20mmの大きさになります。)
  • 図面枚数
    FAXを送られる際、”2/5″のように記入し下さい。この場合、分母の”5″は、全部で5枚の図面を送るということ。分子の2は、その5枚の内2枚目の図面という意味です。 例2/5
  • 木材の収縮や、加工機械のブレ等で、加工寸法には誤差が生じます。その大きさを示してると同時に、お客様におかれましては、この差をご承知おかれたくお願いします。(注釈1
  • 寸法は、mm単位で記入してください。
  • 第三角法で記入してください。
  • 当隊の管理番号ですので、お客様では記入しないで下さい。

注釈1

以下は、お客様の記入する必要のない、始めから記入されている約束ごとです。

加工寸法誤差説明
L ≦ 200mm±1.0mm200mm以下の寸法は、プラス1mm、マイナス1mmの誤差が生じる可能性があります。
例:150mmの加工寸法は、149~151mmで出来あがる。
200 < L ≦ 1000±1.5mm200mmから1000mmの寸法は、プラス1.5mm、マイナス1.5mmの誤差が生じる可能性があります。
例:500mmの加工寸法は、498.5~501.5mmで出来あがる
1000 < L±0.2%1000mmより大きい寸法は、プラス0.2%、マイナス0.2%の誤差が生じる可能性があります。例:1000mmの加工寸法は、1000×0.2%=2mm、998~1002mmで出来あがる。

注意)これらの加工誤差が許されない寸法には、公差(許される加工誤差)を寸法に記入してください。

公差(許される加工誤差)

図面は不完全でもかまいません

さあこれで、図面は完成です。あまり難しく考えないで下さいね。見てわかればマンガでも雑誌の切り抜きでも何でもOKです。もちろん手書きでも問題なし。